リハビリ書籍 理学療法における“見える化”をすすめる — 理学療法超音波学 vol.1 の要点と臨床応用
を“感じ取る”ことが多くあります。しかし、それだけでは「痛みの原因」「筋・靭帯・筋膜など軟部組織の構造・機能的な状態」「動きに伴う内部組織の挙動」などは、どうしても“ブラックボックス”的に扱われがちです。このような限界を感じ、「もっと可視化できたら」「もっと解像度を上げられたら」と思うセラピストにとって、本書は強力なツールになります。私自身、臨床で“触診・経験・勘”に頼らざるを得なかった場面で、「エコーで見える化する」という選択肢があることを知り、本書に強く惹かれました。こんな悩みありませんか?「なぜこの筋・靭帯が痛むのか」が臨床で確信を持ちにくい動きや姿勢の評価が主観的になりがちで、再現性・説明性に限界を感じている患者に「今なぜ痛いか/なぜ改善しているか」を“見える形”で示したいそれらに対して、“超音波(エコー)” を用いた画像・動態評価は、新しい可能性を広げてくれます。本書 『理学療法超音波学 vol.1』 は、まさにその「可視化のための知恵と技術」を集めた一冊です。